エンジンオイルの粘度は外気温に応じて低音粘度を選び、エンジン性能に応じて高温粘度を選びます。

エンジンオイルの種類と選び方まとめ―粘度表記の見方を解りやすく解説

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エンジンオイルの種類と選び方

エンジンオイルで確認しておきたい点とは

エンジンオイルは機種ごとに指定された純正オイルを使うのが無難ですが、料金は少し高めです。

オイルで重要なのは粘度(柔らかさ)になるので、社外品でも粘度を合わせればトラブルの起こることはありません。
頻繁にオイル交換する場合は、冬と夏で粘度を変えると調子が良くてエンジンの負荷も少なくなります。

 

オイルの粘度は「0W-20」など2段階で表示されています。
まずはメーカーホームページやカタログ、販売店への問い合わせなどで、指定された純正オイルの粘度を確認しましょう。

 

 

粘度表記の見方

 

低温粘度と高温粘度に分けて表示されています。
左側のWの付く数字は低音粘度。ハイフンの後ろにある数字は高温粘度です。

 

  • 低温粘度と外気温
  • 0W:-35度
    5W:-30度
    10W:-25度
    15W:-20度
    20W:-15度
    25W:-25度

     

    0Wの場合、-35度まで対応できます。
    雪国でなくても、気温の下がる冬は低温粘度の低い(値の少ない)オイルを使った方がエンジンの負担は少なく、始動もスムーズです。

     

     

  • 高温粘度と動粘度(100度)
  • 20:5.6~9.3
    30:9.3~12.5
    40:12.5~16.3
    50:16.3~21.9
    60:21.9~26.1

低温粘度は外気温ですが、高温粘度はエンジンオイルが100度まで上がった時に油膜がどれくらい切れやすいかを表しています。
上記の動粘度の数字が大きいほどエンジンの高温時に強いオイルです。
エンジンオイルは季節を問わず上昇する温度は同じです。(気温が高いほど冷却性能は落ちるので温度は上昇しやすくなります)
高温粘度は外気温ではなく、エンジンの性能によって変わります。
たとえば、大きなパワーを出すターボエンジンは高温時に切れにくい高温粘度の高いオイルが必要になります。
耐久性重視で低回転型のエンジンは低い数値で大丈夫です。
つまり、エンジンオイルの粘度を見る時は外気温に応じて低音粘度を選んで、エンジン性能に応じて高温粘度を選びます。

 

 

粘度の選び方

 

1番無難なのはメーカーの指定(純正)オイルと同じ粘度にすることです。
低温粘度は低いほどオイルは柔らかくなります。オイルは柔らかい方がエンジンに優しくなりますが、燃費は悪くなります。
冬であれば低くする分には大きな問題は出ません。低温粘度を純正より上げると冬に始動不良を起こしたり、エンジンの負荷が大きくなって耐久性に影響を与えるのでオススメしません。
古いエンジンは小さい隙間ができてくるので、粘度の高いドロドロしたオイルにした方がエンジンに良い影響を与えたり、オイル漏れの症状を軽減できる場合があります。
高温粘度はエンジンの出力に比例するので、規定値以上に高いものを選んでもメリットは少ないです。冬場でも高温粘度を規定値以上に下げてはいけないので基本的に規定値通りのものを選びましょう。
低温粘度、高温粘度ともに純正から変更するのであれば、±10程度に抑えておけば大きな問題は置きにくいです。

 

 

オイルのグレードと成分

 

オイルには様々な規格があり、性能や配合成分によってランク分けされているほか、低燃費にしたりエンジンを汚れにくくするなどの保護成分が含まれています。
同じ粘度でも、価格の高いほど成分は豊富でグレードも高くなります。

 

農機具の場合は、細かい燃費はそれほど気にしないもので、オイルの酸化防止やエンジンの保護成分の有無がポイントになります。
理想は安いオイルでもいいので、オイル交換を小まめにしてあげることです。
仮に6千円のオイルを1年に1回交換するのであれば、3千円のオイルを半年に1回交換した方がエンジンコンディションは良好な状態を維持できます。
オイル交換の頻度や稼働時間の多さでオイルのグレードや価格帯を選定しましょう。
オイルは使っていなくても時間とともに酸化するので、1年以上オイル交換しない場合は農機具向けの上位グレードオイルをオススメします。

 

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